タポイグフラィックトーノ II
タイポグラフィックノート II

ロマノ・ヘニ

TYPOGRAPHIC NOTES II
TYPOGRAFISCHE NOTIZEN II
Romano Hänni

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制作年:2010年
発行:ロマノ・ヘニ Romano Hänni
言語:英独併記(日本語訳冊子付)
サイズ:194 x 290 mm
部数:175部 ナンバリング入
印刷:活版印刷+オフセット
製本:ハードカバー 手製本

〈TYPOGRAPHIC NOTE〉シリーズ第2巻。第1巻は1993年に制作され、鉛活字、真鍮の罫線や約物、古い凸版など、工房にある限られた素材に着想を得て、自身の思考や思索を活版活字の組み合わせによってつくりだされるイメージによって提示する、というものだった。第2巻である本書は、2008年に全世界で発生した金融危機に触発され2009年から2010年に制作された。序文で引用される、1516年にトマス・モアが架空の理想社会について記した〈ユートピア〉を基調テーマとして、資本主義・認知科学・公正・心理学・生態学などの内容が活版印刷技術を駆使して、全28ページにわたり展開する。
一見すると古典的な、中揃えのタイポグラフィで構成された表紙では、タイトルは誤植のように文字が入れ替わって組まれている。序文で引用された〈ユートピア〉の組版でも同様に、所々で敢えて誤植・逆さに組まれた活字が残される。その意図について、本書巻末の解説には下記のように記載される:

「もしも(序文で引用される)トマス・モア卿によるテキストを解読できたとしたら、それはこういうことだ: 我々は個々の文字一つ一つだけでなく、文字のイメージを読んでいる。同様に明らかなことは、我々は目に見える世界を先入観によって感知するということだ。」

ロマノ・ヘニは、1956年にスイスのバーゼルに生まれ、1973年から1977年にかけて植字工の修養を績んだ後、バーゼル・スクール・オブ・デザインでタイポグラフィ、グラフィックデザインをウォルフガング・ワインガルトやクルト・ハウエルトに学ぶ。1980年には自らのスタジオを設立。
アートバーゼルや日刊紙バーゼル新聞等のデザインとタイポグラフィを長期にわたって担当するなどタイポグラファ・グラフィックデザイナーとして幅広く活躍し、いわゆるスイスタイポグラフィの流れを受け継く数少ないデザイナーの一人。そうしたクライアントワークに加え、1984年以降は、自身の印刷工房で活版印刷による本を制作し続けている。

タイポグラフィックノート II  ロマノ・ヘニ - プリントギャラリー

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